【氷の欠片をのせて】


そのたなごころに氷の欠片かけらをのせて
水に戻るまで見つめている君よ

歩いて行こう
泣きたいときほど

会えたのに別れ──
恋した人も今は別々の町


うまれたときから
人間ひとは平等じゃない
報われぬ朝は何度でもくるのに

切歯扼腕せっしやくわんするしか
ないのか

信じても別れ──
許した人は今は別々の道

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