【依存】

あのとき本当に怖かったんだ

キミがいなくなるなるかもしれないって思ったとき

心が一瞬で凍りついたみたいで

外に出られなかった

前が向けなかった

人が怖くなった

明かりが苦しく感じた

真っ暗の中にいると

全てが夢だったんじゃないかって思えた

明日になったらいつも通りに

おはよう から始まって

おやすみ で終われる1日がくるんじゃないかって

だから、部屋の窓際の真っ暗で寒いところに

一晩中うずくまってた

朝になって目が覚めて

なかなか鳴らないケータイを見つめたまま固まってた

なんだ夢じゃなかったんだって

呆然としながら思ったんだ

意外と平気なのかもって思って立とうとしたとき

そのまま崩れ落ちた

うん、やっぱりダメだったよ

キミがいないと立つことすらできない

おかしいことはわかってる

異常なことだって承知してる

でも、

もう手遅れなんだよ


コメント