存在意義は雲みたいに浮かんでは消える。
感傷も日差しで色褪せて何も心から無くなった。
食事は事務的な行為、生きるためのものでしかなく味なんかどうでもいいんだ。喉を通ってはため息が出る。私はなんのために生きている?
もううんざりだ、何色でもない気味の悪くはっきりしない世界が。
夏のようにジメジメしていて陰湿なこの世界が。
何度も代わり映えしない螺旋階段のような日々を過ごすしか能がない自分にも。
頭の中には蝉がいて、いくつもの幻聴を聴かせてくる。脳に巣食うんだ。いつまでも。
夏の世界にさらばしよう、いつか水面に身を浸して。
そんな度胸もないくせに、くだらない強がりを言うんだ。
なんて滑稽な一枚絵なのだろう。

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