写真の中の梅の花は
見事に咲き誇っています
だけど これは20日前の写真
あの日に撮った梅たちは
すっかり散ってしまったでしょう
写真の中の女の子は
人形抱いて微笑んでいます
だけど これは20年前の写真
女の子もきっと母になり
人形を娘に与えたでしょう
写真の中の仲間たちは
みんなハツラツとしています
だけど これは20ヶ月前の写真
あの日の愛しき仲間たちは
みんな散り散りになってしまいました
懐しい写真の中で
何もかもがきらめいていました
そのきらめきを残したくて
わたしはカメラを始めました
ファインダーからいくつものきらめき
追いつづけてきたわたしでした
やがて季節が移り行き
目の前の風景は変わっても
かつて確かに輝いていた
その証を手に入れたくて
いくつもの美しい一瞬を
フィルムに閉じ込めてきました
今 古い写真を眺めながら
止まったままのはずの画面が
わたしの中で動き始めました…
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いい想い出も悪い想い出も、フィルムと印画紙にはしっかりと残っています。

コメント
何だか
凄く良いです♪
アキさま
どうもありがとうございます!
何だか
凄く嬉しいです!
春原さんの詩にはいつも感動させられます。
今回の詩にも心から感動しました(*^_^*)
志月さま
どうもありがとうございます。