なにげない景色の中に富士山
それも初めのころは湘南に来て
珍しいものとして仰いで写真も撮った
それが当たり前の風景になってくると
富士山の姿も銭湯のペンキ画
わたしの見る富士山は朝に
西のマックでコーヒー飲みに行くとき
金目川の橋の上にさしかかると
すっきりと雪の富士がそそり立つ
保育園に夕方
孫を車で迎えに行って自宅に帰るとき
西日に富士のシルエット
市内を走っているとどこかしこ富士は見え
それがなんの感動もなくなってきたとき
それはふるさとの山のようになったのか
山を意識するとき
それはきっと何かの決意をした日
老いたわたしにも志はまだある
枯れ残る花のように
凛として富士も立つ
富士山を毎日拝んで暮らすとは

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