無人の神

寂れた町の奥の方

荒れ果てた野山の向こう

歳月の流れのなかで

色彩を失ってきた社

かつてそこにいた

神の声は聞こえない

問いかける私の声も

神にはきっと聞こえない

静かな時間だけが

人々の無関心を

責めるでもなく

許すでもなく

ただ神の不在を示していた

送信中です


    コメント