昔、シャルドネと呼んでくれた人がいた
そこにこめられた優しさや敬意と
愛情を尊く、珍しいことに思う
あの方は粋で涙もろい優しい人だった
自由でありたい若い女ゆえのワガママを
片目を瞑り我慢してくれた
この病んだ全世界を見渡す
家族も恋人も友人も時として刃を持っている
殺戮のデスノートよ
高邁よりも高慢が
高潔よりも不潔が
私たちを雌伏して狙う
城主は女中に手をつける
それはフィルムノワールの古典
しかし時代は赤ちゃんを踏みしだく
赤ワインは血だ
トマトジュースは血だ
ストロベリーソースは血だ
私は素早く、私の猫を抱き寄せる
シャルドネ

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