保健の先生の考えに
共感したくない自分がいた
成長は生きる上で
大切なことなのに
成長によって
幼い頃から続いていた友情
それが呆気なく崩れ去る
その一方で
成長が未熟だから
その現実を受け止められない
何も考えずに
漫然と中学校生活を
過ごしてきたボクには
無縁のような現実
いずれにしても
現実に理恵が哀しんでいる
その哀しみから
抜け出すことができず
哀しみに浸かっていることが
正常であることに
疑いを持たないように
理恵は自分を戒めている
そんな理恵を救いたい
そう思うのは当然と考えていた
でも現実には
ボクたちは中学校を卒業したら
別々の進路を歩むだろう
理恵に寄り添えるのは
もう数ヶ月しかない

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