義憤と不安

街から猫が消えた

がらんどうの世界よ

日本人は猫の存在を許さなかった
耳をカットされた猫たちを見た時
私はその美の損壊が悲しかった

人は忙しすぎる
企業は人を酷使し過ぎだ
人々は貧しくなった
猫のふん尿を片すのも嫌なのだ

重度障害者の子供を
介護疲れで殺した母親の悲痛な事件があった

尊厳死を重度障害者に与えるべきと
意見を言う人が少なからずいた
人殺しを尊厳死と呼んでいる

友愛や人類愛はどこに行ったのか?
どんな命も差別せず
愛おしみ生きないのか?
生きる権利を信じないか?
幸福になる権利を叫ばないか?

優生思想の悪が
社会に人の心に
原爆のキノコ雲のようにはびこりはじめた
恥じて秘めたる優生思想が
ヤクザの行進のように大手を振るう
そんな世界に差別は猛り
人々は冷淡になり
己が冷淡になることで冷淡にあしらわれ
分断され、孤立し、無関心と
自己防衛に溺れるがごとく必死になる

昨日、ケーキ屋さんで黒人の女性がいた
パソコンをやりながらナポレオンパイにフォークをさしていた

この日本であの人に話しかけて、
親切にする日本人はまずいないだろうことを気の毒で残念に思った

この日常で許せないことが多い

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    コメント

    1. 全ての生きとし生けるものに、差別などあってはならないと言う湖湖さんのお気持ちに深く共感します。

      許せないことの多い日常が今や普通になってしまったことも悲しいですね。

      せめてひとりひとりが、今目の前にいる人たちに何の偏見も差別も持たずに接することを忘れずにいられたら、世の中は少しずつでも変わっていくのかなと思います。

      • 共感を下さりありがとうございます。
        詩作にせよ、自己満足では無く効果のある、甲斐のある言論をしたいものです。
        ちっぽけなこととつまらないことは同じでは無いと思うんですよ。