東京弁

夢の国の中 頭が痛くて
人波と歓声は汗みずくになって
ゆっくり激しく揺すれて
その熱気で倒れた

医務室は涼しく
具合はどうかと
係りは子どもの僕に聞いた
アニメみたいな 東京弁で

ブラインドの外
うだる暑さは踊り狂い
みんなそれをものともしない

許された時間
許された場所
ただ騒ぐためだけに
チケットを買ってもらい

ポケットの中で
それはくしゃくしゃになって
日の目を見たとき捨てられた

倒れたときの思い出も一緒に
そのとき捨てられたらよかったのに

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