テレビを見ていた
童顔のロケットの技師が映っていた
インタビューに答えていた
顔つきからは想像できないことを言った
考えてみたら 変なことに
世界にはあらゆる分野の専門家がいる
鈍器 爪垢 ガラスの割れ方にさえ
みんなどんな顔して生きてるんだろう
僕を知る人 その一人 例えば彼は
女ぐせが悪くて 恥じらいがなくて
そういう意味ではその筋のプロだ
最悪だけどいいやつなんだ
僕はひねくれた日陰者のような顔で
鼻につく人の不幸や災難を願っている
それを下手くそな絵に描くこともある
あと下手くそなのは人付き合いも
僕は世界を不思議に思う
どうして自分はこんな風で
相手はそんな風なんだろう?
巨大な万華鏡の中を
たくさんの他人の顔が入り乱れてる
めまいを覚えながら
そこに自分を探す
だけどまだ見つからない

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