戯言の詩

戯言の詩

【Meghimatium・bilineatum】

・ 伝令を走らせろ すべての仲間を呼べ 人類が滅ぶのを 見届けてやる ためにだ  祖先の誇りを  忘れたせいだ 長生きをしたいなら 行儀よくすることだ 異教徒の入れ知恵に 耳を貸さない 覚悟で ・ ・ 墓碑銘を彫り直せ 死者に名誉を返せ 不...
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寂しくなんかあるもんか

故郷を捨て 友達を捨て 仲間を捨て 家族を捨て たどり着いた悠々自適な暮らし。 寂しくなんかあるもんか。 人間ひとりだって 生きていけるんだぜ。
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母ちゃんの大駄作

母ちゃん 政治家になれなくてごめんな 有名人になれなくてごめんな 金持ちになれなくてごめんな 親孝行できなくてごめんな 俺は母ちゃんの大駄作 不細工な姿を 空の上から 笑って見とってな
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やっぱり昔がいいや

二十世紀のオレが 夢見ていた二十一世紀は 希望に満ち溢れた 明るく平和な二十一世紀だった 科学が進歩して なんでもかんでも 便利な世の中だ でもなあ やっぱり昔がいいや キミと暮らしてた 昔がいいや
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履歴書

風呂なし 共同トイレ オンボロ四畳半 日雇い 真夜中 ベルトコンベア 月イチ 30キャパ 煙ったライブハウス 嘘 裏切り 借金地獄
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大人が大嫌いだった子供が大人になった

大人が嫌いな 子供だった 意地悪で 傲慢で 身勝手な 大人が 大嫌いだった やがて ボクも 大人になった 意地悪で 傲慢で 身勝手な 大人になった
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あほらしい勘違い

俺は人気者 ずっと思ってた 俺は好かれてる ずっと思ってた 俺は必要とされている ずっと思ってた 今頃になって 気づいちまった 一度だって 誰からも 電話やメール もらったことがなかった 電話やメールをするのは いつだって 俺の方からだった
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命の値打ち

たとえば今 僕が死んだとして いったいどれくらいの人が 悲しんでくれるだろうか 悲しんでくれる人の数で 命の値打ちが決まるわけじゃないけど 生きている意味がないような気がしたのは 僕の死を悲しんでくれる顔が 浮かんでこなかったから
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過去現在未来

過去を振り返れば 恥ずかしいことばかり 現実を見れば 惨めなことばかり 未来を予想すれば 不安なことばかり 生きるってしんどい
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僕だけのために

いつからだろうか 一人が好きになったのは 人が嫌いになったわけじゃないけど 気づけば人と話すことが少なくなった 今日もまた 誰ともすれ違うことのない道を 探しながら歩いてる これから先の人生 僕にどのくらいの時間が残っているのだろうか 限り...
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なんで涙が出るんだろう

誰にも邪魔されず 誰にも気を使わず 誰にも支配されず なんて1人は 心地いいんだろう なんて自由は 気楽なんだろう なのに なんでこんなに 淋しいんだろう なんで 涙が出るんだろう
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もうひとつの街の風景

しらけた街は 微笑みさえ忘れ 虚ろ気な眼差しに 映るモノトーンの風景 刹那に過ぎる風 空虚に響く足音 悪意ある静寂 失望のささやき 頬をつたう雨に みんな流されりゃいい
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荒野にひとり

荒野にひとり 取り残されたような 心細くて 不安な毎日 遠ざかっていくばかりの 過去と未来 今日もまた 夢の残骸 蹴とばして 一日の運勢 占っている
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便利さと不便さ

新しいモノが次々と生まれていく 古いモノは知らぬまに消えていく モノにあふれすぎた時代の中で 古き良きモノは忘れ去られていく 世の中のすべてのモノがカタチを変えていく 世のため人のためという名目のもとで 便利さが引き起こした不便さを 感じて...
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勝者と敗者

いつから こんなに差が ついてしまったんだろ スタートラインはみんな 一緒だったはずなのに 人生に勝者と敗者があるのなら 真面目に一生懸命 生きているアナタは 人生の勝者で あってほしい 努力もしない 才能もない 根性もない やっぱりボクは...
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台無しな一日

仕事休んで 朝から焼酎あおって 昼寝して 現実となんら変わらぬ夢に 絶望して 目が覚めれば 日は暮れていた たまにゃいいじゃない って 自分にどこまでも甘いオイラ ボケーっと過ごす一日は 思った以上に短かった
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無力感に苛まれる日々

10月だというのに オイラはまだ スタートラインにも 立てないでいます むしろスタートラインが 遠ざかってゆくようです 無力感に苛まれる日々 今日もまた 光の射さない路地裏で ただただ 立ちつくすだけのオイラです
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