もしも明日が晴れたなら。
「好きだ。」
「そんなのもう聞き飽きたよ。」
「でも、分かってくれないだろ?」
青い空見上げて眼を閉じた。
もう涙溢れないように。
「好きだ。」
彼がまた言う。
私は小さく首を振った。
それは静かな別れの音。
「ごめんね。」
私は君を愛せない。
だって。
私は貴方が生きていても。
きっと共に生きたいとは。
思わないから。
想いは今もあの時のまま。
ただ君を裏切らないように。
失ってしまわないように時を過ごす。
それは静かな別れの音。
もしも明日が晴れたなら。
今度は君に会えるかな?
もしも会うことが出来たなら。
きっとその時なるのは。
祝福の鐘ですね。
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