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彼岸花の話
「彩星ちゃ〜ん。見てみて〜彼岸花!」

今日の夕暮時、
旦那が彼岸花を摘んできた。

「え〜、なんで摘んできたの?」

「綺麗だったから」

そういうと思った。

話によると、
公園にたくさんの彼岸花が咲いていて、
とても綺麗だったから
摘んできた…らしい。

「いや〜、彩星ちゃんに見せたくて」

「それなら、写真でもいいよ」

「本物のほうが綺麗じゃん!」

そういって、
あたしの顔に彼岸花を近づける。

摘んだばっかの彼岸花は綺麗だけど、
狂気みたいな赤に呪われそうで怖かった。

「颯太、それホントに大丈夫?」

「彩星嫌いなの、彼岸花?」

「別に嫌いではないけど…」

歯切れの悪い反応に
不安になったのか、

「俺は、彼岸花好きだよ」

少し悲しそうに
こちらを見る。

「…颯太が好きなら飾ってもいいよ」

そういうと、
うれしそうに花瓶に活け始めた。

相変わらず、単純だ。

「あ!そうだ、彩星」

「ん?なに」

「彼岸花の花言葉知ってる?」

「は?知らないけど…」

そういうとうれしそうにうなずき、

「あのね…」

あなたは、あたしの耳に耳打ちをした。

それを聞いた途端恥ずかしくなって、
おもいっきり叩いた。

「あんたはよくそんな恥ずかしいことが言えるな!」

「痛い痛い!彩星ちゃん、つねんないで!痛い痛い!!!」

ホントはうれしかったけど、
恥ずかしさに負けいつもみたいにぶってしまった。

「彩星ちゃんひどい…」

「そういうのは、もっとムードを大事にしなさい!」

「はーーーい…」

少ししょぼんとするあなたを見ておかしくなって、

「でもうれしかったよ」

そうやって言ったら、
また嬉しそうな笑顔を浮かべた。

























































彼岸花の花言葉:想うはあなた一人
13/09/29 18:48更新 / 星の銀貨

■作者メッセージ
今日の茶番劇。

ちなみに颯太は私の旦那です。

感想待っています!!

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