ポエム
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シール。
部室のロッカー
三年間、ずっと使い続けてきた
思い出の詰まった、空っぽのロッカー

棚の端の方
私のいるパートの先輩方の
名前を書いたシールがずらり
順番に、一人ずつ、貼られていた

当然、そこには君の名前もある


ロッカーに貼られた私の名前
それを丁寧に剥がす

もうここには私の場所はない
もうここは私の場所じゃない

いつから伝統になったのだろう
こんなことをするのは

シールをぺたり
君の隣に貼っておく

君の隣には私がいた
それは遠い昔のこと
そんなように思えてくるけれど

きっとまたそんな日々は来るよね
そう信じてまた一歩
何処かへ踏み出そう


いつかまたあそこに行けた時
まだあのシールは剥がされずに残ってて
あのシールもそして私自身も
君の側に在れたらいい
14/10/15 15:56更新 / 美鈴*

■作者メッセージ
友達と部活に顔を出す…というか荷物を取りに行った日のことです。
多分何週間か前のこと。

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