ポエム
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ホワイトバレンタイン
「好きです」
そう言いたくても
ただえさえ遠くなった君との距離を

これ以上、遠くしたくなかった。

紡がれそうになった言葉を
私は跡形もなく消してしまって
不思議そうな顔をする君に
なんでもない、と首をふる。


「今日…バレンタインデーなので…」
そう言って小包を渡す
ありがとう、と微笑む君

「これ…義理、ですから。」
そっか、と寂しそうな顔をする君
違う。違うんだ。

…義理なんかじゃ…ない…

…君にこんな顔させたくないのに
私は…君に嘘をついた。


本当は君の事好きなのに
大好きって抱きつきたいのに

先輩と後輩という関係の一年半が
それをただひたすらに拒んだ

出来上がってしまった関係を
今更変える事なんてできなくて

友達にも恋人にもなれない
ただの先輩と後輩…それだけ。


再びうつむいた私を
君は心配そうに見つめてきた
そして

大量の雪を
私にぶつけてきた。

「何するんですか!」
そう言えば君は笑って

そうやって笑ってくれてる方が
君らしくて、俺は好き。

そう言って、また笑って。



雪の積もった学校の帰り道
たまたま出会ったそこから始まった
ちょっとしたドラマは

それはHAPPY END…
14/02/15 00:32更新 / 美鈴*

■作者メッセージ
…っていうバレンタインが理想だったり。
皆さんお気付きだとは思いますが、
私、相当なロマンチストです。

感想など待っています。

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