ポエム
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紡がれない言葉。
あ。
君がいる。



今朝、私と友達は
歩いて学校に行った。
学校まで結構遠いから
本当は自転車の方がいいんだけど…

今日は合唱コンクールの現地で解散と聞いて
歩いて学校に行く事にしたんだ。
ホールが家から近いから。


そして、のんびり歩いてたら。
とある先輩の家の前に君がいた。

自転車にまたがったままで。
きっとなかなか先輩が出てこないんだろう
少しイライラしながら。


隣にいる友達が急に笑い出すし
私が止めようとして大声上げるしで
結局見付かった。

君は私達の方を向いた。
つい最近向けられた、
あの満面の苦笑いで。

「…おはようございます。」
そう君に挨拶して
足早に通りすぎた。


本当は言いたかった
「今日は頑張って下さいね!
応援してます♪」
みたいな事を。


なんでだろうね
前まで普通に言えてた事なのに。

なんで私はこんなことも言えなくなってるんだろう…。


口を開いても言葉は紡がれず
結局君に不思議そうな顔をさせただけだった。


なんで?
なんで君に会うたびに
こんなに緊張しちゃうんだろう。

今まで造作も無かったことが
今では全くできないなんて。



隣で笑う友達をよそに
後ろを振り返ってみる

そしたらまだそこに君はいる
私が君を見てる事に気が付いて

君はいつもの苦笑いじゃなくて
優しい笑顔を向けて
私に軽く手を振った。
13/09/13 22:34更新 / 美鈴*

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