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【キミと“あれ”】


“あれ”は美味しいものだと思ってた




でも、実際食べてみるとそうではなくて

苦くて、ずっと口に苦味が残る味だった



「…思ってたの違った」









『…じゃあ、苦いって知ってたら食べなかった?』


「んーん、そんなことはないよ?だって…」




だって、


食べたらキミに近づけると思ったから



理由なんてないけど、

キミもあれを食べたから





そんな気がしたんだ







“あれ”を食べたときのことを

僕はよく思い出す






口の中に残ってる間は

頭ん中に色んなキミが溢れてきた






僕は正直、それが怖かった



でも、キミのことを知りたくて
全部知りたくて、全部受け止めたくて






…本当はね、わかってるだよ


僕はキミの全てを受け止められるほど強くないこととか

キミは拒否できないだけだってことも


本当は、僕に踏み込んできてほしくないことだって







それでも僕はわがままだから

………知りたいんだ


14/01/14 23:07更新 / 通りすがり

■作者メッセージ
“あれ”とはいったいなんでしょうか?
あなたはどんなものを思い浮かべましたか?

最後まで読んでいただきありがとうございます

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